バイクの靴「バイクシューズ」
言うまでもなくバイクに乗るときの靴ってすごく大事。バイクに乗り始めてから７年間（25歳の頃まで）、バイクに乗る時の靴は「マーチン（Dr.Martens）の８ホールブーツ」と決まっていた。バイクは危険な乗り物だから、いざというときに足を守ってくれるような丈夫な靴がいいとされているからだ。
確かにマーチンのエイトホールはシンプルで丈夫で、シフトを上げても足が痛くならないくらいに素材が厚くできている。だがその丈夫さ故に、「１度濡れたら２度と乾かない」という呪いをかけられた靴でもある。
雨に振られることが多い２泊以上のロングツーリングでは、マーチンのエイトホールでは濡れている時間の方が長いこともある。これはすごく不快だ。
バイクシューズの正解は？ブーツ？スニーカー？
普段使い用の靴をバイクシューズにするとすぐに傷んでしまう。マーチンのエイトホールでさえもう２足も履きつぶしている。バイクに適した靴を検証してみたいと思う。
バイクシューズ
バイク用品メーカーが出してるちゃんとしたバイクシューズ。もちろんこれが１番いいに決まってんだけどなにせ高い。バイクに乗るときしか履かない靴に１万円以上出したくない。それからデザインが少ない。というかダサい。最近だとタイチ、アルパインスターズ、ダイネーゼといったメーカーもファション性のあるスニーカーを出しているが、何せ高い。却下。
ブーツ
通気性が悪く濡れると乾かない。却下。
スニーカー
速効で汚れる。丈夫さと通気性が反比例する。却下。
防水シューズ
通気性が悪く、夏のツーリングではできれば履きたくない。靴用のカッパはめんどいので却下。
その他
西日本にロングツーリングに行ったときはビショビショになったブーツをシートバッグにくくりつけて百均で購入したクロックスを履き２千キロ以上走ったが、やはり危険。最近では通気性のいいランニングシューズにシフトパッドを付けて走っているが、やっぱり足首とか気になる。
バイクシューズの条件
ここ数年１年中バイク用の靴を隙あらば探しているが、なかなか理想の靴に出会えずにいる。じゃあどんな靴ならええねん？ということで条件を書き出してみる。
- 安い
- 丈夫
- 普通の靴っぽく見える
- 通気性がいい（濡れてもすぐ乾く）
- ハイカット
濡れないってのはもう考えない。別に濡れていいっす。濡れた上ですぐ乾いて欲しいのです。夏は特に靴の中が群れるから、スースーしながら走りたい。本当はスースーしながら走ると披露が溜まって良くないんだろうけど、とにかくスースーしたい。
先日ホームセンターをうろついていて「最近の安全靴ってこんなにスースーしてんだー」と思ってひらめいた。
「安全靴が最適解じゃね？」
おしゃれ安全靴「ディッキーズ D-3308」
ということで近所のホームセンターで早速購入。お値段7,000円。ディッキーズのおしゃれ安全靴「D-3308」
「ディッキーズ」はアメリカのワークカジュアルブランド。夏フェス用のハーパンを作っているメーカーくらいの認識しかないが、丈夫でデザインもシンプルなことから若者にもそれなりに支持されているブランドである。
サイズはちょっと大きめ。いつもは26.5cmだけど、26.0cmでも人差し指が一本入るくらい余裕がある。見た目は普通のスニーカー。
つま先にはガッツリ鉄板が入っている。
タン（ベロ）も普通のハイカットスニーカーくらい大きくてデザイン性がある。
ソールはこんな感じ、クッション性はゼロ。
外側の側面には空気穴が空いている。
内側の側面はメッシュになっていてかなり通気性が良さそう。
「安全靴でバイク」は安全なのか？
安全靴をバイク用に購入するにあたっていろいろググったが、「安全靴でバイク」が本当に安全なのか？という記事がいくつかあった。海外の安全靴メーカーが「安全靴でバイクに乗るな」と注意喚起しているらしい。
なぜ安全靴でバイクに乗ってはいけないかというと「安全靴の鉄板は、足を守ることも切断することもできるため」というのが理由らしい。過去そういった事故があったのだろうか？
この注意書きを検証するために、安全靴に重りを落として足が切断されるか否かを検証した海外のテレビ番組があったらしいが、結局通常の重りでは足を切断することは出来ず、「刃付きの重り」でようやく切断できたとのこと。刃付きの重りであればどんな靴であろうと関係ないので、安全靴がバイクで危険な理由には該当しなさそう。
というか、安全靴を履いていてつま先が切断されるような事故に合えば、たとえ安全靴を履いていなくてもそれと同等のダメージを足に受けることになると思うんだが、どうなんだろう？
まだこれでバイクに乗っていない（まだバイクが動かない）のでレビューはおいおい。
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