購入までとインプレッション

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納車日

2005年式最終モデル。走行距離26000km。パーツはほぼ純正。

「大切に乗られていたようですよ」

レッドバロンの店員はすごく優しい口調でそう言った。

俺もそう言ってもらえる乗り方をしようと思った。

期待通りの見た目に胸が昂まる。

直接見て違和感を覚えたのが、「長い」こと。

調べるとVツインエンジンの特徴なのだとか。

そういえば初の中型だったエリミネーターもVツインだった。

あの時はアメリカンだからこんなもんか、としか思っていなかった。

そのまま近所の農道を軽く流すことにした。

印象は「回したときのドコドコした感じが楽しいけど全体的にズブい」。

Ninja、CBR400Rと乗り継いできたこともあり、優秀な彼らと比べると何と言うことの聞かないバイクか。

シンクロどころではない。

もっとこのバイクのことを知らなければ、そう思った。

SV400s について

1998年にネイキッドのSV400と同時に登場。水冷V型2気筒。ネイキッドとの違いは2眼ヘッドライトのハーフカウル、セパハン、ハンドル位置が下がりスポーティーなライポジであること。

4気筒よりも軽く、低回転からの太いトルクにより、高い運動性能を示した。

2000年にフロントブレーキがシングルからダブルディスクに変更。

2006年に生産終了。

2010年からグラディウスが後継として登場。

エンジン:水冷バンク角90度V型2気筒

重量:189㎏

最高出力:53ps

タンク容量:16L

※参照:バイクブロス、Wikipedia    スペックは2005年モデル

Vツインについて

並列2気筒の振動、バランサーの重さの問題を解消するため、バンク角(シリンダーの感覚を空ける)をつけたもの。

調べてみるとSV400sはV型ツインと謳っているけど、正確にはL型らしい。

V型は並列に比べ角度がつくため、当然ながら前後に長くなってしまい、

バイク全体のフォルムが損なわれてしまう。

そのため傾けて前後径を短くしようとしたのがドゥカティの生み出したL型とのこと。

しかし後ろ側のシリンダーが直立に近くなり、レイアウトに制限が出たり、前が飛び出てる分、後ろ重心に置くことになり、前輪への荷重が減り、不安定性が生じるなどのデメリットがあるそう。

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